Grand Cuisine 2022
パスタ部門
金賞
ミートソースの概念をぶち壊す伊賀牛すじ肉と赤み肉がゴロゴロ入った3度手間ミートソース
伊賀牛スライスミートソース
あいたるや
ミートソース作り続けて30年のシェフが作る伊賀牛の旨味溢れるミートソース!
「ミートソースで名古屋を笑顔にしたい!」
コロナで、街から灯りが消え人が消えてゴーストタウンになった時
これはイカン!小さい店だけど、何か地元の人を笑顔にすることはできないか?
そこで思いついたのが、修行時代から長年作ってきたミートソース
「そうだ!これを進化させて子供から大人まで笑顔になり笑いの止まらなくなるようなミートソースを作ろう!」
あいたるやのミートソースはオープンした時から大人気でオープン当時は仕込みがあまりにも大変で月に1回の月末限定メニューでした。
合い挽きミンチと牛すじミンチ、トマトソース 微塵切りにしたニンジンと玉ねぎをじっくり2日間煮込むのですから大変な作業です。
さらに味の決め手になる牛すじミンチが、冬になると売り切れになるので、安定して売れないという悩みがありました。
「なんとかできないか?」と色々ネットで探しているとお米を飼っている通販サイトで偶然見つけた「伊賀牛」
の文字!
これは運命の出会いかも!とおもって早速取り寄せて試食してみると今までのミートソースが劇的に大変身!
今まで食べた事のない濃厚な味と旨味に感動!これなら大人から子供まで美味しく食べれて笑顔になれるぞ
早速販売業者に連絡した所、伊賀牛のみを扱う肉屋さんので安定した供給が出来るということで早速取引を開始しました。
伊賀牛とは三重県伊賀地方で育てられた黒毛和牛で意図的に霜降り肉を目指すのでなく、自然で健康面を重視する飼育法で、飼育されてるのが特徴で、ストレスを受ける事なくのびのびと育った結果、霜降り牛にも劣らない甘味と旨味とろける味わいと柔らかさがかね備わった極上の味わいになってます。
この伊賀牛、歴史は古く、室町時代、伊賀忍者が食べてたのが伊賀牛のルーツとされてるので500年以上の歴史があるようです。
あまり知られていないのは、ほとんど地元で消費されて他地域に流失しないためで幻の牛とも言われている貴重な牛なんです。
まさに忍者みたいですね
この伊賀牛のすじ肉と柔らかい赤身の部分を使ってミートソースを作ります。
タマネギ、人参、粗挽きの合挽きミンチをトマトソースでじっくり弱火で1日じっくり煮込みます。
別の寸胴で牛すじ肉を玉ねぎ、人参、大根と一緒に赤ワインでコトコトと柔らかくトロトロになるまで煮込みます
このトロトロの牛すじ肉をミートソースの中に入れて更に沸騰しないようにじっくり煮込むのです。
そこに火を通しすぎると固くなる赤みの肉を軽く炒めてミートソースとアルデンテに茹でた太めのパスタを絡めて出来上がり!
そうなんです。柔らかくなる時間が違う肉なので3度手間なんです。
出来上がったミートソースは、肉の存在感たっぷりのゴロゴロのすじ肉が大粒の宝石みたいに輝いていて、存在感たっぷりのスライス肉がミートソースの中に入っていてソースというよりすき焼きみたいな肉の存在感です。
ほのかにニンニクの焦がした香ばしい香りがするミートソースパスタ、一口食べるとその濃厚さに思わず顔がほころんでニヤリ!としてしまいます。
ゴロゴロ入った伊賀牛は存在感たっぷりで柔らかくて旨味がたっぷりで食べ終わるまで笑顔になれます。
コラーゲンたっぷりの牛すじ肉とタンパク質たっぷりの赤身肉で女性は肌がツルツルになり、男性はギンギンになるので大切な人と一緒に食べると幸せな夜が楽しめますよ。
そして食べおわった後もしばらくその肉の旨味が残り店で流れてるハワイアンのスチールギターの音とシンクロしてディープで幸せな世界に連れて行かれます。
トマトの酸味肉の旨味じっくり煮込んだ野菜の甘みが絶妙にブレンドされて子供の頃から食べてるミートソースなのにまったく違う進化したミートソース!
子供から大人まで楽しめるミートソースの概念を打ち破るミートソース!
ミートソース作り続けて30年の僕が作る現時点で最高のミートソースです。